ノン、あるいは支配の空しい栄光に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ノン、あるいは支配の空しい栄光』に投稿された感想・評価

ポルトガルの歴史が物凄いスピードで語られる 硬派な戦争・歴史モノかと思いきや、よくわからん天使島や戦闘中に雄叫び黒人が横切って行ったりとなんだったんだ……?となる胡散臭さが肝
4.0

ポルトガルの戦争史を今まさに戦地へ向かおうとしている兵士達に語らせる自嘲ぶりが凄い。マジでぜーんぶ虚構でしかないし、ショボい天使や悲鳴上げて横切る黒人兵などオーソン・ウェルズみたいな胡散臭さが漂って…

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mira
4.0

わけわからん安っぽいハリボテ翼つけた天使がでてきたり、軽そうな砲弾が当たって死んだりしているのになんでオリヴェイラがやると神々しいシーンになるんだろうね。でも、こういう死のあっけなさってむしろリアリ…

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このレビューはネタバレを含みます

過去に繰り広げられてきた戦争、そして現代の戦争
繰り返される歴史
空しい、あまりにも空しい歴史
3.8

【不寛容なのは監督自身】

オリヴェイラによる反戦映画だが、この監督の抽象的であざとい演出が『永遠の語らい』同様に上滑ってると感じる。ポルトガルの植民地支配否定を謳った、ポスト・コロニアズム映画。

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Cem
4.0

ポルトガルの戦争の記憶・歴史。戦争と敗北の歴史を壮大なスケールで綴る.:*♬
兵士をひとりひとり映しだすのも、カメラ目線で話すのも良い。歴史に詳しい少尉が語りだし、それを皆が真剣に聞く。『もっと聞き…

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あー
4.0
オリヴェイラが語る歴史はnon(虚無)
ポルトガルの話だからどれも知らなくて新鮮
『聖杯伝説』ばりの外連味
wong
4.0
思わず見入ってしまう。演出。
歴史物故に、この国の歴史に明るくないため新たな解釈など足されるとその面白さなどが抜群には楽しめていないのであろうが

武力によって他国を征服する空しさをポルトガルの歴史と現代をシームレスにかけ合わせて語る手法で、歴史映画に慣れてない自分にも入り込みやすかった。
過去の描写は壮大ながら演劇的で戦闘シーンでさえどこか牧…

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白
4.0
自らにとって最も大事な痛みさえ根こそぎ無意味化してしまう「虚無」の力=近代の力

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