室生犀星・原作。これまで3本の映画化、8本テレビドラマ化されているそうです。
妹を大切に思う兄、家族愛の話。
兄役が森雅之だけど最初は気づかず、荒くれ者の森雅之は初めて観た。長女が京マチ子で、歩…
京マチ子の目つきが凄い。迫力が凄い。
灯籠流しの川辺でさんの背中を見つめる鯛一のカットの次にパッと翌日母に向かって手を振るさんのカットを繋げてるとこにハッとした。鯛一が好きだったさんの回想に一瞬見…
荒くれの兄と大人しい妹を持つもん(京マチ子)は、父母や兄との折り合いが悪くて家を出ている
帰省すれば、いざこざや兄との取っ組み合いの喧嘩が始まる
「憎んでもいても顔がみたくなるものよ」ともんの言…
川の水の流れが印象的で象徴的。不器用で川を渡れない男たちと対照的に姉妹は軽やかに川を渡って逞しく生きる。その姉妹が並んで歩く姿を背後から撮るショットが素晴らしい。ただ、他の成瀬の作品に比べて追い込ま…
>>続きを読む駄目な男達が次々にぞろぞろ歩いて来やがる。元親方の父親はふらふらで罵声を浴び、酔って元部下に絡み、かみさんの店から金をくすねる。石工職人の兄がなんと森雅之。インテリ風な印象があるが、粗暴な男にしか見…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督は人間の本音をあからさまに描く。
ここでも兄と妹2人それぞれが自分の気持ちを真っ直ぐ表現してぶつかり合う。
こんなに喧嘩っ早い森雅之を初めて観た。
これも五社協定の弊害だと思うのだが…