このレビューはネタバレを含みます
煩悩に身を焦がし不安の絶え間ないさまを火災に遭った家にたとえて「火宅」という。
檀一雄の自伝的作品で、母と別れ、結婚するも先妻は亡くなり後妻は5人の子供を育てる。
自分は新劇女優と愛人関係になり…
【正妻の圧倒的★勝利感】
主人公めっちゃ元気だなぁ(文字通り)
太宰治、中原中也が出てくる所は面白かった。
太宰治を演じていた俳優さんが日本アカデミー賞に毎回出てくる偉い人やったのが1番のビックリ…
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冒頭に火宅という言葉についての説明があるが、まさにこの映画にふさわしいタイトルだと思った。
煩悩を捨てられず、生きていく上での苦しみから逃れられない愚かで、だがどこか憎めない人達の生き様が生々しく描…
緒形拳の静かな狂気を纏った演技が好きだ。もっと破天荒な男の人生かと思ったが、恋愛体質の困った中年だった。
完全に憎めないのは子煩悩な一面も描いてるからだろう。
それにしても原田美枝子の魔性さ、エロさ…
お金もない、整った容姿でもない、甲斐性もない親子ほどの年上の男性がなんでここまで女たちから惚れられる…?と不思議に思うけれど、直木賞受賞の才能のある小説家だからね。才能に惚れるタイプの女性って一定数…
>>続きを読む緒形拳さんの映画を見るムーブがたまに起こる。
火宅の人っていうのは、仏教用語で「火宅」家の外側はごうごうと燃えているのに、それに気づかずのんきに家の中で遊んでいる様をたとえた言葉だとか。
それを「愛…
東映