巨人と玩具に投稿された感想・評価 - 5ページ目

オープニングの画面分割からパラパラっと風に飛ばされる映像、誰が主人公か一目でわかる群衆のカット、歌に乗せて、カッコ良すぎる。あぁ、映画が始まったんだ！という感動がある。
演出がかっこいいし、物語も滅…

「足音たてず刺し殺せ！足取り軽くぶち殺せ！ジャカボン、ジャカボン、葬式だ！」と歌い踊る野添ひとみ（川口浩夫人である）の、前半のマンガのような虫歯娘からの変貌ぶりが凄まじい。
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開高健原作の映画化。
キャラメルを売る企業の熾烈な闘いを描く。ワールド製菓の宣伝部は激務で他社との競争の為に日々血を吐く程に苦しむ。
宣伝キャラクターに起用された島京子という少し軽薄で虫歯のある女性…

開高健の初期作品。

増村保造の都会的要素がしっかりと現れ売上最優先の資本主義到来が卑しくも表現。

途中、歌声喫茶に寄った際のコンプレックスにも似た見下すようなセリフ。

しかし４年後(1962…

オープニングが圧巻。同じ写真が均一に複製されて画面を占領していく様は、アンディ・ウォホールのポップアートにも通じる、大量生産・大量消費の現代社会を上手く表現した傑作オープニング。

それで期待値が沸…

これは傑作。
商品の為の宣伝競争に関わる色々な人が、競争の激化と共に人として終わっていくのを圧倒的な切れ味と畳み掛ける勢いで見せる。
狂気をも感じるスピード感。

宣伝のために作られた嘘の人間(スタ…

50年代後半の作品と思えないモダンさ。所得倍増計画が1960年。時代の勢いを突きつめたシュールな風刺コメディ。

ディテールのつくりこみ、構築的グラフィック的な美術のこだわりようがはんぱなくて、メイ…