1960年代半ば、ゴダールは『アルファビル』、トリュフォーは『華氏451』を発表。すでにヌーヴェルヴァーグを牽引する存在となっていた2人の俊英は、一旦それぞれの作家性から離れ、全体主義への危惧と批…
>>続きを読む本の人々。
書物を読むことを禁じられた社会。消防士として働くモンターグはモノレールでクラリスという女性に出会ったことで本へ虜になっていく…
なかなか興味深いストーリーででトリュフォーの中でも異質…
モンターグの心の変化が唐突に感じたり、唯一のSFらしいシーンが特撮の酷いやつレベルだったり、ツッコミどころ満載ではありつつ、作品全体を包むヌルっとしたユニークさに全部を許せちゃう。いや、むしろこれが…
>>続きを読む原作未読(さっさと読みなさい)。
ドラマツルギーは呆れるほど単純明快。
語るべきポイントを適材適所、抜かりなく滔々と語ってみせる手捌きは流石です。
こんなにもスリムな構造なのに、取り扱うモチーフ…
【タズシネマ】
60年前に描かれた未来もの。とはいえSFじゃなくて風刺的なやつ。
(消防署は火を消す役目だろ!)
あらゆる書籍の所有が許されない世界。隠し持たれた本を焼く使命に燃える消防士の男が…
小説で読んだときはもっと暗い映像(夜が多い)で、街全体が得体の知れない気味悪さと監視の目にさらされてるイメージがあった。
でも映画だと昼間で、監視するロボット犬も登場しなくて、いつバレるかのハラハラ…