一瞬だけど唐突な劇中劇の「終」に不覚にも驚いてしまった。女手一つで店を切り盛りして娘の香川京子が養女に出されるまでの悲劇ながら健気な家族の普遍性に小津安二郎的な面白さを見出せない。寝起きの片山明彦が…
>>続きを読む溝口が亡くなり、女性映画の「巨匠」として成瀬の定評が付く1960年代の、成瀬の脚本家は、主に松山善三となるが、それ以前、成瀬が自分で脚本を書いていない時の脚本家は、長らく東宝専属の脚本家として勤め…
>>続きを読む娘の視点から語られるおかあさん。
おかあさんのすべてを知っているわけではないけれど、夫や子どもを思い、自らを犠牲にして家族にすべてを捧げてきたことは事実である。
田中絹代演じるおかあさんは、厳し…
片山明彦様の美しさ💖
大学生の時、一瞬にして焼き付いた、そしていまでも離れないこの映画の私の印象のすべてが彼、片山明彦様です(途中で亡くなるにもかかわらず)✨
この時代に、こんな素敵な男性がいたの⁉…
【1952年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
成瀬巳喜男が『稲妻』と同年に手掛けた作品。全国児童つづり方集「おかあさん」をもとに水木洋子が脚色した。毎日映画コンクールでは父の友人でクリーニング…
水木洋子氏の描く脚本が素晴らしいと思った。戦後間も無くを舞台に劇的になりそうな出来事があっさりと描かれている。その中での諦念や絶望、先がないのかあるのかわからないような状況の中での母の人生について、…
>>続きを読む香川京子のナレーションが最初から面白くてずっと良い。
児童作文集めて脚本書いたって発想すごいね。
洋裁学校行ってる友達2人がいいね。緊張する時は生卵飲むんだ。
田中絹代ほんとすばらしい。おへそに梅干…
成瀬特有の暗すぎる話の中に放り込まれるユーモア。「捕虜おじさん」と呼ばれる加東大介がいちいち面白い。「レクリエーション」を「リクリーニング」と言い間違える。色が落ちてしまった帽子を「シックモード」と…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督作品!
戦後の東京、前向きに生きる家族の姿を描いた人間ドラマ☺️
貧しい時代でも心が豊かであれば幸せになれるんだなー!と思いました🫰
主人公の香川京子がお父さんが豆を食べる音が好きっ…