おかえりの作品情報・感想・評価

おかえり1996年製作の映画)

製作国:

上映時間:99分

3.9

『おかえり』に投稿された感想・評価

35mm上映。本当に美しい映画、奥深くまで。

篠崎誠監督の映画は、日常の景色が当たり前のように端正で、清らかにしみ入ってくる。そして静かに、ハッとする瞬間に出会う。心が映像になるってこうい…

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篠崎誠の監督第1作。壊れつつある妻に寄り添う寺島進の、やさしさと戸惑いの演技が素晴らしい。夜回りの妻を「おかえり」を迎えるたたずまい。
ユーロスペースにて
『cure』、『デュオ』より前。
この二つとは違って、男が一度も爆発せずに寄り添い続ける。
Beaip
3.5

シャンタル・アケルマン作品、『こわれゆく女』、『2 / デュオ』などに類似した1人の女が精神を蝕まれていくストーリー。終始煽り気味のカメラと無機質かつ虚無を感じる妻の表情。目が凄い。突発的な奇行や沸…

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よ
-
このレビューはネタバレを含みます

妻の不審な外出を見張る夫の追走劇はこれほどの簡素さでも成立するのだなと感心。砂丘(?)に佇む妻の背中の大写しから、次のショットではカメラが引き、妻の背中を垣間見る夫のロングショットが提示される。ここ…

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な
1.8
心のケア者は涙だって先生が言ってた。
よくわからんけど。
tomtom
-
これからは見なくても済むので良かった。
切り返さない⇒2人の間はイマジナリーじゃない
ako
3.4
留守番電話で交わる時間軸
社長
-
このレビューはネタバレを含みます

「そうなの?」と聞き返す寺島進からユーモラスな優しさが漂う。『こわれゆく女』や『2/デュオ』(自転車と車のチェイスもあったり)などを想起するが、心理的に危うい所でぶつかり合う前に、寺島の柔らかな佇ま…

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