標準語から遠く離れて、日本語のフレンキシブルな美しさを体験できる一本。おじいちゃんおばあちゃんの「技術」は翻って昭和電工の技術へと繋がる。これは廃れつつあるものの姿を描いた「ドキュメンタリー」ではな…
>>続きを読むドキュメンタリーは大の苦手分野。
というか食わず嫌い。
ホラー映画を観るほうがまだマシ。
そんな僕でも、退屈しながらも 笑いを少しまぶしながら 最後まで眠らずに観ることができた。
田んぼで稲を刈る…
出てくるおばあちゃん、おじいちゃんたちの声が、顔が、そして生き様が、もう達するところに達していて、あんぐりする。もうそこで撮らないと2度と残せないような、そんな危機感にかられたのだろう、カメラは惜し…
>>続きを読むかつて、阿賀野川を吹く風に方角ごとの名前があり、船人は風を恐れて営んだ。農民は遠い昔からある畑を耕し生計を立てる。
仕事といえば手と身体を使うしかなく、ここに映る人々は誰もが職人の手をしていた。新潟…
傑作。
阿賀野川とその周辺に生きる人たち(主に老人)のドキュメンタリー。
なんか、ルノワールの『河』を思い出してしまった。
監督も、出演されている老人達も今はこの世にいないと思うとなんとも言えない…
水俣病の話だと思って見始めたが、これは映画名の通り、「阿賀に生きる」人々の話だった。
川にまつわる「川船頭」や「船大工」の人などが描かれることからも分かるが、水銀が流された「川」も主役だった。
川…
©1992 阿賀に生きる製作委員会