シテール島への船出のネタバレレビュー・内容・結末

『シテール島への船出』に投稿されたネタバレ・内容・結末

抒情詩的、というのかな?
長回しと、ゆったりとした時間の流れと、引いたカメラによる建物さえも景色の一部となる映像で、心地好い時間に浸れる。

なんだけど、アンゲロプロス監督作品はつい先日『蜂の旅人』…

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私だよ

国境や、あの頃とは変わった人々、もしくは時代の流れによって、魂の置き場所を失った老人と、その奥さんが共に消えていくラストは、儚くも美しいなぁと。
国籍を持つ人々は、私だよ、と簡単に自分のア…

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老人の、老いた男女の、夫婦の映画。男女が性交に及ぶ場面が二つあるが、それらは意味的な繋がりこそないにせよ、物語の中の老いた男女、夫婦に於いてその実存が晒されている精神の飢餓と、それ故にこそ生じる希求…

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テオ・アンゲロプロス監督作。

【ストーリー】
映画監督アレクサンドロスは自身が監督する映画の主演オーディションを行っている。そんな中、偶然見かけた花売りの老人に目が止まり、たまらず後を追う・・・。…

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 スピロ(マノス・カトラキス)とエカテリーナ(ドーラ・ヴァラナキ)の夫婦が二人で一緒に行くラストがすべてと思った。

 しかし、それに至るまでが、長く、特にアレクサンドロス(ジュリオ・ブロージ)の父…

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「Taxidi Sta Kithira」

社会主義革命のパルチザン闘士だった父
ソ連に国外追放されていた
映画監督の息子が街で
父親と似たラベンダー売りの老人に
出会い後をついて行く
というところ…

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観ていてもやもや。

寡黙で故郷の人々にも子供にも心を開かず、また他者の迷惑も省みず自己の想いのみを墨守する老人。
36年待ち続け、異国に妻子まで設けた夫に猶も同行しようとする老妻。

ギリシャの内…

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ラベンダー売りの老人を追いかけ、いつのまにか始まる劇中映画
口笛で親友へ、妻へ語り合うシーン
港湾労働者の祭にて海のランチに浮かぶ祖国にも亡命国にも戻れない夫の事を思い、そばにいたいという妻
ラ…

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夢を観ているように幻想的で、まさに亡霊のように消えていった老夫婦。靄の中に溶け込む姿はどこか哀しくも、既にあの箱自体がシテール島と思ってしまうような後味の良さもあり。
隙のない映像。影から木々やら全…

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