28歳、まだ若い青年という風貌で
世間にその顔を晒し続けた荒木氏。
世間知らずの未熟者という
レッテルを貼られやすい優しげな人物像は
ラストシーンでついに
彼の持つ「普通」性とリンクしてしまう。
…
【警察との押し問答シーンはほぼコント】
オウム真理教の荒木副広報部長に密着したドキュメンタリー。当時のオウムと、世間の人、マスコミ、警察のやりとり、或いはオウム内のやりとりが生々しく切り取られてい…
勧められて鑑賞
荒木氏が普通の青年で驚いた、なんでオウムに入信したんだろ
あんな悲惨な事件を起こしたのに決して揺るがない信仰心ってスゲェって思った、自分達には無関係だからだろうか?大学生達との議論で…
オウム真理教が起こした未曾有のテロ行為、多くの信者はただその教義を信仰してただけ。
それら多くの信者は事件後全てを否定され徹底的な人格否定を受けて全てを奪われる様を記録したドキュメント作品。
ま…
サリン事件そのものや事件に対する荒木の認識は深く語らず、事件後の組織内外への対応にシーンを限定することで、荒木=「凡庸な悪」の構図になる。
また構図で言えば、PRする側がPRされることでPRを謀ると…
もうすごかった!これは!作中にも出てくるけど、いろんなマスコミが取材を申し込んでも拒絶される中、森達也監督は一体どうやって信者達の心を開いてこんなに間近で撮影することに成功したんだろうか…。上九一色…
>>続きを読む面白い。
荒木浩広報副部長を中心にオウム真理教の信者達に密着取材したドキュメンタリー。
人の会話をただ撮っているだけの映画なので特出したシーンは無いが、国民、マスコミ、治安など当時の雰囲気を観ている…
荒木浩は大学院でカンディンスキーを研究していたのか。
私も卒論でドイツ表現主義を扱っており、人文系を学ぶ者は自分の軸を持って現実と対峙するのだと信じていた。しかし、そうした素養を持つ彼が、極端な…
オウム真理教のヤバさについて、潜入してドキュメンタリーを撮った変わった人がいるんだ、へぇー。面白そう。
くらいしか見る前は思わなかったけど、見終わったあとは言葉に表せない複雑な気持ちが残った。
オウ…
信者たちに詰め寄るメディアの傲慢さや、教団が生活していたであろう空間の異常さが淡々と切り取られていて、ずっと観ているうちに恐ろしいという感覚すら麻痺していくのがまた恐ろしかった。「オウムは出ていけ!…
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