このレビューはネタバレを含みます
なんか小学生の頃、授業中にふと親や兄姉の姿形を思い出して「こいつ誰やねん」と思うような妙な空想を頻繁にしていたのですが、それを思い出しました。どこまでも親密なようでどこまでも他人なのだなと。なんとな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
町の電気屋さんの話、沢田研二が味のあるお父さんを演じている。昔、よくいた町の電気屋さんで、お客さんとの付き合いを大事にして、修理をして自分とこの商品を買ってもらう形。次女の玲は、そんなお父さんを嫌う…
>>続きを読む素直に話し合えばいいのに
思ってもいないような言葉に変換して
感情ばかりをぶつけてしまう
家族ならではのやりとり
主人公のれいちゃんが
いちばん繊細なところがあって
優しい心を一生懸命隠しながら
…
主演の上野樹里には、10年後にも「お父さんと伊藤さん」なんてのもあるが、父親の待つ故郷へ戻って来た娘という図式は、ドラマツルギーの定番なようで、「川の底からこんにちは」とか、いろいろ観ている。
父親…
初めて安田真奈監督作品を鑑賞。
すごくあたたかくユーモアもあって、そんな作風だと思ってなかったから嬉しかった。主人公と一緒に自分もどんどん心が溶けていくというかそんな体験をした。なかなかない経験とい…
文字通りのハートフル・コメディ。
二女・怜の心情の変化や成長が無理なく描かれている。
50代後半のジュリーは、自分の仕事に拘りと誇りを持つ頑固親父役がはまっている。なんだか楽しんで演じているようだ。…
安田監督のキャリアはFilmarksのデータベースでは「オーライ」以降しか登録されていないが、私はもっと前の8ミリ作品もすべて観ている。というのも彼女が神戸大学に入学して映画研究部に入ってきたとき…
>>続きを読む俳優としての沢田研二を、しっかり記憶しているのは、ときめきに死すや太陽を盗んだ男よりもこの「幸福のスイッチ」である。
この映画がいわゆる「日本映画」を凌駕しているのはアートじゃないこと、承認欲求(…