ユスターシュの妻ジャネット・ドゥロが秘書として働いていた映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』の編集オフィスにあった金庫から盗んだ金によって製作されたという伝説があるらしい。
本作は、ジャネット・…
部屋の鏡に映る自分を眺めて「意外と良い男だろ?俺は気に入っている。なのに世間の女は気付かない」的なことを言っていたが、客観的に見ると物凄くダサいんだよな。やれたかも委員会って感じがして燻っている男は…
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ダンスに行く途中の女性をナンパ、会話をするうちに判明する彼女の社会的な立場や苦しい状況にも関わらず、ちょっとした嫉妬心から財布を盗んで逃走。
にもかかわらず、マトモでありたいと思い、金を抜き取った財…
ジャン・ユスターシュの処女作。妻のジャネット・ドゥロがカイエ・デュ・シネマの秘書をしていて金庫から金を盗んで制作したという伝説がある。須藤健太郎の評伝によれば、ロメールが「モンソーのパン屋の女の子」…
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なんだろう、この二人なんか好き。その辺にいた二人を追っかけて撮ってみた、みたいなノリ。お金も女もない男ふたりの話。60年代の映画なのに古さを感じないな〜ゆるめの展開とクスッと笑える感じが好み。40分…
>>続きを読む男が二人で街を歩くと女をナンパする。ジャック・ロジェの『ブルー・ジーンズ』やジャン=ピエール・モッキーの『今晩おひま?』なんてのも同じ設定で、展開がぐだぐだなところも同じ。本作だと、ナンパした女が失…
>>続きを読むパリ、ピガール広場にたむろすジャクソンたち2人組は、カフェのピンボールマシンで遊んだり、ナンパ目的で街をぶらついたりしている。テルトル広場に行く坂の途中で女性をナンパ。モンマルトルにあるダンスホール…
>>続きを読む仕事もなく金もなく、でも女を求める気持ちだけはたっぷり抱えて街をうろつく男たち。切なくかわいい。ヌーヴェルヴァーグによって切り開かれた街頭に足を踏み入れる精気溢れる手持ちカメラ、何撮ってんのやろとば…
>>続きを読む© Les Films du Losange