戦争によって生まれたどん底の中でもやはり対立が起こる、最後のセリフが味わい深い。
落武者狩りをして食いつなぐ親子の日常という切り口から超好み。そこに訪れる一人の男によって均衡が徐々に崩れていく。この…
ホラーとして海外でも高く評価され、ウィリアム・フリードキン、ギレルモ・デル・トロ、アリ・アスターなどがこの作品からの影響を言及しているのも頷ける傑作。
いま見るとホラーというより人怖系。
人間のむ…
傑作。南北朝時代、戦に行った男、残された母と義娘は武士を殺し金品を盗み凌いでいた。しかし、男は戦で死に、義娘の身体を狙う間男に母が怒り鬼と化す。
老いた体に対する性的な引け目か、はたまた倅を思う気…
2026年75本目(74本目はPERFECT BLUEの再鑑賞)
鑑賞日:7月4日
すごかった。穴とすすきと川と鬼、出てくるモチーフは最小限で全部意味があった。モノクロなのもマッチしてる。映画は色…
古い映画を観ていて楽しいのは、「こういう映画はもう現代以降には作れないだろうな」という作品に出会うことである。日本映画でそういう作品は、七人の侍の次ぐらいに鬼婆が来るのではないかと思うほど。
内容と…
生への執着が、人を鬼にする物語
新藤兼人監督による、戦乱という極限状況の中で、人間がいかに容易く獣へと堕ちていくかを描いた、凄烈な寓話。「人間」を題材にした傑作ホラーです。
物語は、戦で荒…
大日本帝国のいう臣民にもなれず、戦後民主主義を担う国民にもなれなていない人を喰いあって生きている我々に何を訴えかけるのだろう。
鬼は女の女への嫉妬のみならず、性的不能の男のそれでもあるし、老人の僻み…