恐ろしげな物を前に、逃げ出したくなった。
底無しの悲しみの中にいた。
ガッセムはサッカーが大好きだった。
宿題をしたと嘘をついて、毎日サッカーをした。
「お前の将来真っ暗だよ。いつまで養わな…
アッバス・キアロスタミマラソン#1
主人公はアリ・ダエイ世代
因果応報なオチでちょっと童話ぽくもあった。
バスから見えたテヘランの夜景と最後のスタジアムの開放感のコントラストはそれはそれは印象的…
どうしてもサッカーの試合を見に行きたい少年ガッセムが悪戦苦闘しながら試合を見にいくためのお金を集めるという話...
人を騙したり、人のものを勝手に売ったりしてお金を集めるわけで、それは悪事なんだけ…
「ともだちのいえはどこ?」と同じような構造だけど、主人公のアクションが少し違う。
大人に対抗し、そして理不尽な振る舞いをする加害者側。
きっと周りと同じような大人になるんだろうなと。
そんな少年の…
どうしてもテヘランにサッカーの試合を観に行きたい男の子は、親のお金を盗んだり、他の子どもを騙したり、あの手この手で資金を捻出しようとする……。
やはり想起されるのは初期のモノクロのトリュフォー作品…
田舎の引っ込み思案なクソガキが都会のスタジアムにサッカーを見にいくまでを丁寧に私小説的に描いていて、監督の少年期のあこがれとも重なるのだろうなと好感。質屋でカメラを売りに行ったシークエンスで、子供が…
>>続きを読む1974年、トルコ、ドラマ。モノクロ。
配信終了に気がついて慌てて再鑑賞してました。レンタルで借りて観て以来。
アッバス・キアロスタミ。
今作はサッカー好きな問題児の少年カセムが
テヘランで開…
(C)1974 KANOON