食卓を上空から映して、しばらく会話させてタイトルが遂に出て来る、という撮り方が印象に残る。悦子と三郎のやり取りの場面ではしばしばスローモーションの映像になり、面白い。美代の妊娠について話す場面で突然…
>>続きを読む三島由紀夫原作に興味があり鑑賞した。
白黒作品で全体的に暗い感じで話が進む。大阪の豊中が舞台のはずだけれど、皆さん標準語でお話しされていて、残念。女中だけが関西のアクセントだったような。
結局、…
未亡人の悦子は、亡き夫の実家に身を寄せ、裕福な義父の元で何不自由なく暮らしていた。しかし、彼女の心には常に「愛」への渇望と虚無感があり、その生活に満たされない想いを抱えている。
ある日、悦子は農場で…
浅丘ルリ子の攻めた演技が官能的だった。グッとスリムな石立鉄男が、因習にとらわれない即物的な青年として描かれていた。主人と使用人の垣根を超えて、愛と性欲を満たしたい悦子だが、老いた義父の悲しき玩具と…
>>続きを読む資産家の家に住み着く後家が使用人の男に内なる肉欲を感じて身悶えする話で、三島由紀夫の原作小説を蔵原惟義監督が浅丘ルリ子主演で映画した1967年作品。浅岡ルリ子は「執炎」(1964年)で蔵原監督作に出…
>>続きを読む三島由紀夫原作の女の情念ドロドロの恋愛映画。
夫に先立たれた若き美しい未亡人は、義父の妾として生活していた。
未亡人は老齢の義父よりも、屋敷の使用人である若い男に惹かれていたが、使用人が下女を妊娠…