【林芙美子という巨大ななにか】
「僕は林芙美子の作品『放浪記』の中で、世にも卑劣な、世にも女々しい男として肴にされた福地貢です。その『放浪記』に対して僕はなんと言えばいいのか。褒めるかけなすか、…
舞台を見たわけではありませんが、
森光子のでんぐり返りが有名な「放浪記」
林芙美子の自叙伝的な作品
高峰秀子、田中絹代、
「宗像姉妹」で姉妹を演じた2人でしたが、本作品「放浪記」で…
★★★liked it
『放浪記』 成瀬巳喜男監督
A Wanderer's Notebook 【白黒】
高峰秀子 as 林ふみ子
男を見る目がない
Trailer
https://youtu…
【苦しきことのみ多かりき】
隙あらば高峰秀子を見たくなる。
住処も、仕事も、男性も、放浪しながら詩や文章を書き続けた林芙美子の半生を描く。
原作の映画化というよりは、『放浪記』を書いて文壇…
森光子の舞台の方が圧倒的に有名だけど、映画も中々。林芙美子原作で浮雲に続きまたまたダメ男達が。ただ浮雲より突き抜けたダメさ加減なので、ある意味気持ちがざわつかないで観ていられる。高峰秀子はやっぱ凄い…
>>続きを読む林芙美子という人の、世を拗ねたアナーキストの変人っぷりを、高峰秀子が渾身の演技で魅せる。顔芸が凄い。カフェでトレイを片手にアホみたいに踊るシーンにはのけぞった。腋を固める役者陣もいい、ことに伊藤雄之…
>>続きを読むこんな詩があった_。
“私は野原へほうり出された
赤いマリ
力強い風が吹けば
大空高く
鷲の如く飛び上がる
おお風よ叩け
燃えるような空気を
はらんで
おお風よ早く
赤いマリの私を叩いてくれ“
…