物語の展開がよく分からない。暗転を繰り返して話を端折る。でも要はロバであるバルタザールの数奇な生き様といったシンプルなもので、ところどころのイメージの美しさを讃える系の作品かなと。
アンヌ・ヴィアゼ…
だんだんブレッソンの良さが判ってきた気がする。ボタンに手をやった1カットだけで性行為があったと分からせるの凄すぎるな。冒頭のぶらんこに2人で乗ってる構図もキマりまくってた。ロバはキリストの象徴?彼の…
>>続きを読むロバの無垢さが人間の浅ましさや愚かしさを際立てる。
なぜ人は、いがみ合って酒を飲んで意味もなく他人を傷つけて自分を傷つけるのか。
こんなにも破滅的なのか。
そんな問いをロバという芝居ではあり得ない…
手だけで誰か分かるのがすごい。
本当にロバを攻撃するので心痛んだ。恋愛パートは感情の動きを端折るので、置いていかれて所々困惑する、慣れれば平気。
・くしゃり紙オープニング→ロバの鳴き声
・ラジオで…
まずバルタザールのフォルムが凄く映画に適していると思う。擬人的な感情を後付けされることなく、ひたすら事象に対するリアクションを積み重ねていく簡潔さがストイック。
動物は眼(まなざし)を基準に撮られて…
出会いは別れを生む
久しぶりに観るロベール・ブレッソン作品。少女マリーとロバのバルタザールの交流にフォーカスを当てた作品かと思いきや、バルタザールの眼差しに感情を揺さぶられる本作。人間の欲望、…
一昨日鑑賞。今追っている(?)ブレッソン監督の代表作。泣ける系の動物メロドラマかと思ったら、この監督特有の犯罪、人間の業をミニマリズムな手法で映した作品でした。元飼い主の少女が地元の金持ちのおじさん…
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