夢も志も、死ぬほど苦しい思いもなく、生ぬるく無気力な空気が終始漂っている。
出来事や会話が映像の中心にいないため、観客を物語世界の中にあまり没入させず、ぬるっとした全体の印象を漠然と与えているのが良…
40才の主人公が上海で一旗上げる野望に向けて、
舎弟カップルを連れてお金が入る闇仕事の計画に乗り旅をする、侯孝賢監督のロードムービー。
パンクマンボ?のような音楽が鳴り響く中、
うだつの上がらない…
会話のテンポがめちゃくちゃ良い。
フレームをほとんど意識しないぐらい画面の細部に注目させられる。
ほとんどエドワード・ヤンの映画でしか台湾を見た事がなかったけど、こっちの方が空気感が伝わってくて新鮮…
🇹🇼チンピラノワール🏍
ボンヤリとモヤがかった映像、うだつの上がらない末端の戯れ
時折差し込まれる、硬質な林強ビートと、一面を原色で塗り潰す演出
絶妙な退廃的ムードとヤニ臭さ🚬🩸
この鬱屈した…
ガラの悪い音楽と人相を美しい映像で紡いでいく
長回しのショット故なのか、画面にずっと何かが起こりそうな緊張感が漂い、案の定短気な男がキレ散らかす
ある意味こちらの方がホウ・シャオシェンのパーソナリテ…
問題ばかりでの疲労と夢へ向かう力が混在して社会に抗えば抗うほどに飲み込まれていく。その空気が一定の長回しの画面と急な音楽で観てる側との謎の一体感を生んで加速的に閉塞感を出す。それに飲み込んまれていく…
>>続きを読むなんとも憂鬱な雰囲気の、閉塞感でいっぱいの空気感がすごく好きだった。
バイクのシーンとか、こんなんじゃプロポーズもできないと嘆くシーンとか、いとこに詰められるシーンとか、好きなシーンも多かったけど…
台湾の田舎に似つかわしくないゴリゴリのデジロックがブチ上がる これぞ90年代よ
侯孝賢全然まだ観てないけど、同じ台湾ニューシネマでも都会的なエドワード・ヤンと比べると侯孝賢の土着的な部分はありあり…
カオ・ジエの乗るバイクが坂道ではリン・チャンを追い越すが、直様単純な速さで追いつかれてしまう哀しさ。酔って吐いてダウンし身体を揉まれながらぶつぶつ言うカオ・ジエ、車のキーを探す際の点滅、田んぼに突…
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