この映画を観てまず初めに思ったことは、苦しい現実を生きていて、そこに何か気を紛らわせる何かによって束の間の癒しを享受しているのは若者も大人も同じだということだった。世の中では現実から目を逸らすこと…
>>続きを読む侯孝賢4作目。
カッケェー
夜のネオン街が印象的で、シティポップを聴いているような気持ちにさせられる。
ヒキの画がカッケェ。
特に印象に残っているのは、サンを撃って逃走するヒキ。
撃たれたサンとそ…
時々差し込まれる彼女の独白は過去形になっていて、映画に映されているのが過ぎ去った景色だということを私たちに知らせる。彼女の独白から受け取れるのは、過去への懐かしさではなく諦めだ。彼女はとっくの昔に兄…
>>続きを読む80年代映画として、色使い・音楽・天候など自分的に申し分ない感じだったが、それは自分が存在しないノスタルジックを求めるファックvaporwave野郎なのかと思ってしまい、モヤりました
グレン・フラ…
世代じゃないからヤン・リンのこともアイドルだということも知らずに観られてラッキーだった。
10代にして暴力にも裏稼業にも慣れっこで気の強い彼女を少女漫画のヒーローに似たサンだけが弱くする。とんがっ…
侯孝賢鑑賞会vol.2②
田舎の青空が印象的だった『恋恋風塵』と打って変わってこちらは都市の夜。
若者特有の焦燥感と、それゆえに危なっかしくも今を最高潮で生きようとする様に岡崎京子の描く世界を感じな…