こ…これは果たして日本版『道』と言える映画なのだろうか?
主演の宍戸錠ちゃんと芦川いづみとアイ・ジョージによる所謂男女の【くっついたり〜、離れたり〜♫】という典型的な共依存映画で、フェリーニっぽさ…
歯型
相米が影響を受けていることも頷ける芦川いづみの純粋無垢な白痴芝居。1本の柱を中心に展開されるジョージ、芦川、宍戸の3人の対立構造の変化を明確化するために、間宮のカメラもまた柱を中心に流れるよ…
このレビューはネタバレを含みます
歌謡映画などいわゆる添え物映画の底知れなさの見本のような作品。いや。もはや底が抜けてしまっていると言った方が良い位。それ位の何でも有り。っぷりが凄い。アイジョージを売り出す為のレコード会社とのタイア…
>>続きを読む「銀座の恋の物語」「憎いあンちくしょう」に続く日活の看板監督の中平康、舛田利雄に追いつけ追い越せ好調の蔵原惟繕監督の、ヒット曲「硝子のジョニー」を相棒山田信夫が巧みに脚本化した歌謡映画の域を超えた傑…
>>続きを読むオツムが弱いと思っていた娘が、主体的に行動し、二人の男はそれを傍観する。芦川の、蔵原の最高作。女は自分を幸せにしてくれるジョニーを待っている。しかしジョニーは現れない。錠はジョニーなのか。『私から離…
>>続きを読む芦川いづみ特集にて。
こんな芦川いづみ初めて観た。
幼児っぽい喋り方、裸足に泥だらけの顔でただただ男に依存する
汚かないよ、汚れてなんかいないよ
捨てないで、行かないで
元気を出すのはあん…
孤独を恐れる男と女。
こんな芦川いづみ見たことない!こども帰りしたようなヘナヘナした喋り方にまず驚く。宍戸錠を求める悲痛な叫びが耳に残る。
一度見捨てた彼女を追い求める男2人の姿が滑稽で哀愁を誘…
捨てられる事を恐れ、誰かを見捨てる人達の寓話。薄幸の白痴娘を芦川いづみが渾身の役作りで演じ堂々たる主演ぶり。成る程、ジェルソミーナなのね。
蔵原演出は函館、稚内の貧しい風景にロケ撮影ならではの映像…
メランコリックな女衒役のアイ・ジョージが素晴らしい。優雅で肉づきのいい黒猫みたい。あと、この映画にはロマンポルノの源流というか神代イズムを強く感じる。とくに前半、俳優の即興的な動きと、なりゆき任せな…
>>続きを読む頭が少し弱いが一途に人を信じようとする純粋な気持ちを持つ一人の女性と、そんな彼女に次第に惹かれていく二人の男性を描いた、蔵原惟繕監督、山田信夫脚本による純愛映画。マンネリに陥っていた裕次郎主演の映画…
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