チャンケ:よそ者の作品情報・感想・評価

「チャンケ:よそ者」に投稿された感想・評価

MaIko

MaIkoの感想・評価

3.4
東京国際映画祭2020にて5本目に鑑賞。
ただの青春物語ではなくて、
人種問題の難しさ、、、
このあたりの人種問題のことをよく知らなかったから勉強になる
美しい、小説のような映画だった。中高生に観て欲しい。思春期の葛藤として。だが逆に言えば、全てが理想像が描かれすぎている。父親、母親、外面意識のこずるい自分、刺激的な女子、風当たりの強い社会。捻りがない。そんな単純な役割をみんなが演じている訳じゃない。などと、感じてしまうのはひねくれすぎかな。
サチ

サチの感想・評価

3.5
東京国際映画祭で鑑賞。
思春期ならではの悩みに加えて、2つの国籍を持ったことで直面した問題に苦しみながら「自分」と向き合っていく男子高校生の映画。

少し暴力的な映像が多かったような気がするけど、主人公の男子高校生が抱いた疑問を映画の中で少しずつ解消されていくので見やすかった。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.9
ルーツ

守られた世界から抜け出すこと。
寡黙な父親と対峙しきれないもやもやを少しだけ恋愛で浄化したり、どうしようもない目の前の壁に阻まれリ。一進一退の日々。
「ファギョ」と呼ばれ華僑と括られることへの憤りや当たり前にある青春への葛藤が実に鮮明だった。
重い空気感で進行してもおかしくないテーマを、少しだけ軽やかに描いていたチャン・チーウェイ監督の長編一作目。タレンツ・トーキョーという育成プロジェクトも初めて知るきっかけになった。
監督自身の経験もあってのテーマであり、キャスティングもより忠実な配役に徹したということ。
あのTシャツを着て歩くのはちょっと強気。笑

×××
台湾人の父と韓国人の母と暮らす高校生。成績は優秀で、静かな彼だが韓国人の学校に馴染めずにいる。ある日父の秘密を知り、家族の確執が少しずつほどけていく。
東京国際映画祭2日目鑑賞
中国人の父と韓国人の母
父との確執

青春
移民のアイデンティティ

そうか、台湾のパスポートでは韓国に生まれて育ったとしても市民権は得られないのか。
韓国で生きる華僑、家族との関わり、そして高校生ならでは日常などがバランスよく描かれていて、主人公クァンヤンを応援したくなるそんな作品。
そのクァンヤンを演じたホー・イェウェン君も韓国に住む華僑3世だそうです。
TIFF6本目「チャンケ:よそ者」鑑賞。国籍によって名前が変わってもその人のアイデンティティは変わらない。一人の青年の青春時代の葛藤を人種差別、いじめ、恋愛、家族ドラマを通して描く。とても良かった。
籠

籠の感想・評価

4.0
しばらくは(+0.1)

ハーフの生まれ出ずる悩みを描いた作品としてはかなり突出している。監督自身の出自を元に様々な知られざるお国の事情を知ることになる。SNSの使い方にはそれが想定内であってもまんまと泣かされる。
そういえばジャージャー麺を食べる習慣が私にはないな。
yontanu

yontanuの感想・評価

3.9
東京国際映画祭 スクリーン❸

めちゃくちゃよかった、
わかりやすいストーリー展開で、
結構シリアスな話やけどそれを恋や食べ物でうまくコミカルに落とし込みながら、
自身のアイデンティティと父子の物語が、
青春映画という名の下のに繰り広げられてる

この子みたいに、二つの言葉を流暢にうちは話せないけど、
気持ちはよくわかるなぁと。
自分は一体何人なのか、どこを故郷と呼べば良いのか、そんなことを絶対にこの時期に思うんだろうな
そんでその答えはどこかで折り合いをつけながら、何かを見つけて、
気づいて行くんだよ

お父さんがなぜ、中国人である事を誇りに思いながら、ルーツを忘れるなと言いながら、韓国人学校に息子を送り込んだか。
そのシーンでうちにはお父さんの気持ちはすぐわかったけど、息子には言葉で言ってくれないとわかんないよね、て

きっちり現代のデジタルな事柄を盛り込みながら展開して行くところとか、
それもオチは読めるんやけど、すんごく心が気持ちよくなる映画だった

あーーー、ジャージャー麺食べたいわ
solongmtg

solongmtgの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公とヒロイン 付き合わなくても良かったなと思った 除け者同士 心が通じ合っただけで十分なのでは…
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.2
東京国際映画祭2020
この映画観るとジャージャー麺が食べたくなります。
そしてすごく象徴的なんですよねー。
この映像が出てくる度、見つめる気持ちが変容しているというね!
見事なジャージャー映画!


・・・えっ?へーーっ。
今監督のトークセッション観てますが「チャンケ」ってジャージャー麺の意味もあるそうですよ!

****
これはチャン・チーウェイ監督の経験を踏まえたフィクション映画。
ある意味政治的な孤児とも言える話。
「いったい自分は何人なのか?」
監督自身は父台湾人、母韓国人で南アで暮らしていたそうです。
常に自分はアウトサイダー。
あと主役二人のシャツにプリントされた〈幹〉の文字、これもチャンケのメタファーのひとつだそう。中国語だと発音的にFUCKの意味もあったり、木の幹という意味など、観た人がそれぞれのバックグラウンドから解釈すれば良いし、そういう狙いだとのこと。
****

まだ日本公開は未定だそうです。
以下は中身に触れて書きますね。






随所にね、生まれや背負うもののギャップが痛々しいんですが、でもそこでの優しさや愛や、理解や・・。普遍的な父子の和解のストーリーとも言えるわけですが、カラオケで歌ったのはおそらく父から教わった歌だし、話題も父、スイーツも父の受け売り。
そしてクライマックス、あの"夢" の部分。
映画の中ではついに父子が胸の内を明かすシーン。
『透明人間』はやっぱり父だったことや、たばこなんてお見通しさ!ってね。
「お前の名前は・・」と中国語読みと英語読み→「ブルース・リー」笑
それを受けて「名前でお前という人間は何か変わるのか?」と。
だからあそこだけダッチアングルだったのかな?あー聞けば良かったな。
監督からするとあそこは、夢かもしれないし、夢の中で魂が本当に出会ったのかもしれないしとのことでした。

だからジャージャー麺って彼自身でもあるわけですよね。
中国にルーツのあるメニュー。
でも味は中国のそれと韓国のそれとはまったく別!
中国でもあるし韓国でもある。
で、途中混ぜ合わせるだけの映像もあり、ラストは意を決して食べるシーンまで達するわけです。
彼が自分のオリジナリティを受け入れるまでとダブる。

これはなかなかに面白い映画だったと思います。
台湾映画・・って言うよりチャン・チーウェイ映画か!
これからも観ていきたいと思います!
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