〜束の間の休息に、戦争を見いだす〜
戦場の外側から戦争を浮き彫りにした作品。途中までこれといった起伏もなく、びっくりする位フラット。
休暇を貰って街で過ごすソ連の従軍記者が主人公。
手紙の代筆、…
20日間の休暇を与えられた独ソ戦の従軍記者の話。
主人公の感情表現が乏しくて、似た設定の『愛する時と死する時』とは違って戦争がない休暇中の日常を楽しむというより、日常を外側から観察しているような印…
独ソ戦の最中、20日間の休息が与えられたロパーチンの独白とともに物語は始まる。
アレクセイ・ゲルマンはこれまでのこれまで独ソ戦を描いてきて、ファシズムに勝利したロシアという国を強く打ち出していた。た…
アレクセイ・ゲルマン特集。中年男女の束の間の恋愛を自然に導く丁寧な仕掛けが列車の旅に描かれる。戦場のシビアな情景の空気が纏う温度がOpとEdの2場面で体感的に大分違う…着弾を数えた後の微笑む表情が…
>>続きを読む前線と銃後との意識の乖離。
アレクセイ・ゲルマン。
フィルモグラフィではゲルマン三作目の作品となるが、前二作が共同監督作品、上映禁止作品(後に上映)となる為、彼単独クレジットとしては最初に上映された…