「蛍の光」って、韓国の国歌だったんだ!
差別的&無頓着な登場人物が、徐々に有色人種に友情や親しみを持ってゆく。この手の映画の基本ですな。野卑で乱暴だが、百戦錬磨の軍人ザックをジーン・エヴァンスが好…
このレビューはネタバレを含みます
サミュエル・フラー監督による朝鮮戦争の米軍兵士の物語。孤高の鬼軍曹はまるで自身の反映。
捕虜収容所を抜け出し、鉄兜に弾丸を受けながら生き残ったザック軍曹。片言の英語を話す韓国人少年ショートラウンド…
朝鮮戦争(1950~1953)を舞台にした最初の映画。サミュエル・フラー監督が開戦半年後に制作。朝鮮の戦災孤児と米国兵士との交流を軸に戦争の虚しさを描く。原題「THE STEEL HELMET」。
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冒頭の芋虫みたいな登場、フラー映画の初期のスター俳優ジーン・エヴァンスの憔悴。仏像は一人ごっつの佇まい。黒人と日系二世と禿ちゃんが生き残る。ショートラウンドとははぐれ弾の事らしい。これが『インディー…
>>続きを読む(2024.116)
朝鮮戦争において、仲間が全滅し一人彷徨うザック(ジーン・エヴァンス)は、たまたま出会った現地人の少年に助けられる。戦争孤児である少年に懐かれ“ショートラウンド”というあだ名を付…
邦題がまたもや違う!「THE STEEL HELMET」をそのまま直訳して「鋼のヘルメット」にした方がしっくりくる内容。
朝鮮戦争をアメリカ軍の立場で制作した珍しい映画。
いきなり撃たれてヘルメッ…
様々な思想が絡まり合う中で、それらを全て蒸発させるかのように君臨する暴力、というフラーお得意の世界観は本作でも健在。
しかし、脚本は結構無骨で、赤い矢なんかと比較してしまうと少し技巧がシンプルであり…
舞台は朝鮮戦線。
分隊全滅で一人取り残されたザック(G・エヴァンス)は戦災孤児に救われ戦線を後退、敗残兵の一団と合流し、その指揮を取る。古寺に立て篭る彼等はやがて敵の狙撃兵の急襲を受け一人又一人撃ち…