爛(ただれ)に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『爛(ただれ)』に投稿された感想・評価

4.3

働きにも出ず日々暇を貪る元ホステス。数少ない楽しみは数日に1度の不倫相手との密会だったのだが…

一人の男を巡る愛憎(喜)劇。

若尾文子の姪役に体格のいい水谷八重子をキャスティングしたのは終盤のキ…

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4.2

5,60年代邦画中毒抜けきらず。

男も女も醜悪な生き物ですなと笑うしかなかった。

愛は相手を所有しようとする意思の表れなどではないというのが世の中の道徳なのでしょうが、実態としてはみんな愛から「…

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雀卓のタイトルバックから最高。終盤の草履踏む足のアップとか、よくこんなの思いつくわ。傑作揃いの増村若尾コンビの中でもかなり好きな1本。

若尾文子の柔軟な演技力と、上品さも下品さもさらっと演じ切ってしまう存在にまたもや改めて魅入ってしまった。
嫉妬心も熱情も計算高さも実行力も兼ね備えた俗物の自己中心的な女を、何の不自然さもなく高いレベ…

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ストーリーには突っ込みどころはあるものの、増村保造の切れ味が楽しめる作品。浅井はクズだし女にモテるのは理解できる、そしていかにも''良い子''な姪、あれこそ正真正銘むかつく女。一見悪女で妖しいのに結…

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Jimmy
4.5

この作品、若尾文子×増村保造監督の作品群の中でも素晴らしい映画‼️
本作は、脚本:新藤兼人、監督が増村保造で、本当に凄い若尾文子が見られる映画になっている。
増村監督は若尾文子について「追い込めば本…

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SN
4.4
愛と肉欲の関係性の答えはこの映画にある。

男は欲のおもむくままに
女は安定を

例え愛の勝負に勝利したとしても男の欲は尽きる事なく、新たな敵があらわれる。

増村保造にハズレなし。
イケメン田宮二郎を巡る2号vs正妻ドロドロの愛憎劇。
文子様が嫉妬に狂い、相手の女(姪)の髪の毛掴んで引き摺り回し、殴る蹴る。あんな綺麗な顔して。こわ。こーわ。
でも最高。

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5.0

やり手田宮二郎とお妾若尾文子、詐欺師の船越英二裏切らないキャスティングさいこー。小島屋のうなぎ食べたい。田宮の政略結婚はもちろん田舎から金をせびりにくる文子の兄浜村純といい、文子が離婚させた藤原礼子…

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わに
4.5
ショットの強烈さと編集の切れ味は増村映画でも屈指なのでは…?

パッと思いつくだけでも、麻雀牌に囲まれた中央に「爛」と浮かび上がるオープニングは5本の指に入るかっこよさ。

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