長江哀歌(ちょうこうエレジー)の作品情報・感想・評価

長江哀歌(ちょうこうエレジー)2006年製作の映画)

三峽好人

製作国:

上映時間:113分

ジャンル:

3.7

『長江哀歌(ちょうこうエレジー)』に投稿された感想・評価

ダム建設によって沈みゆく古都が舞台。16年も会ってない妻子を捜す男と、2年間も音信不通な夫を捜す女。しかし会わない間に長江よりも深い溝ができてしまい…

情景描写が長くセリフは少なめ。香港以外の中国…

>>続きを読む
3.5

・三峡ダム工事で日々沈みゆく町を16年ぶりに訪れた炭坑夫サンミンは妻ヤオミンと子の消息を探る、一方看護師シェンは夫グォを訪ねてこの町にたどり着く
・たまにはこんな淡々とした憂いを観るのも悪くない
・…

>>続きを読む

別の都市からやってきた男性と女性がダムに沈む運命を背負った都市でそれぞれ人探しをするお話。

(前回は台湾舞台の映画だったので、今回は中国舞台の映画をセレクト🇹🇼→🇨🇳)

丘に佇む荒廃した雑居ビル…

>>続きを読む
mikan
4.0

沈みゆく街で妻を探す男と夫を探す女を描いた映画。悠久の時の流れと退廃していく未来が、子供たちを始めとした様々なイメージによって象徴的に表されている。そのため、登場人物たちや街からは明るい未来の展望が…

>>続きを読む
Sng
4.0

自分にとって2本目の賈樟柯作品。いい。中国長江の中流域にある世界最大の水力発電所、三峡ダムの建設によって沈められる運命の街が舞台。世界で三番目に長い川の本流をせき止め、住民110万人を強制移転させる…

>>続きを読む
4.0

ジャ・ジャンクー曰く「現代の中国における最大なリアリズムは超現実である。」確かにその通りだ。現代中国の現実があまりにも急激で、過剰で、非合理的だから、現実を切り取ればそれは超現実のように映る。
しか…

>>続きを読む
ダム建設で水面に沈みゆく人々の生活。


ダムに沈む町、壊され崩れ落ちていく建物がある一方で、
未来を暗示するようなUFOが飛ぶ。

海か、大きな湖のように見える長江のほとりで繰り広げられる、良くも悪くもノールールでたくましい中国人の営み。
あまりにも厳しい現実から生まれたマジックリアリズムのような描写
Saki
-
流れが加速する、隣の世界一へ。

あなたにおすすめの記事