ざくろの赤、血の赤、愛の赤、炎の赤、生の赤、死の赤、滲み出す赤
白を無色として捉えるのではなく1つの色の「白」として捉え、黒を全ての色が混ざった色ではなく1つの色の「黒」と捉え、色が持つ感情や情景が…
ある歴史上の人物の生きざまを単にドラマにするのてはなく、死へと至るまでの彼の内面をイメージ豊かに膨らませた映像詩へと昇華させたパラジャーノフ監督のイマジネーションにひたすら圧倒されうっとりさせられる…
>>続きを読む18世紀のアルメニアの詩人サヤト=ノヴァの人生をなぞるものの、それを伝統的な伝記映画のように描くことは一切なく、彼の詩と世界観を視覚化した静謐かつ象徴的な連続映像によって表現されている。
生と死、…
公開当時、劇場(アート系劇場だったと記憶しているが、あまりはっきりしない)で鑑賞。
若き日に、何とか人が生み出す芸術というものに追い付き理解しようと必死に走っていた頃、観た作品。今、自分はその芸術…
観たいと思って早5年とうとう観賞できて嬉しい!
極彩色と馴染みのない旋律、映像の切り替わり方、見せ方、全て好きだった
民族色を出す事が憚られていた時代背景があるにも関わらずこの映像が残されている…
ずーっと見たかったやつ。
まさに映像詩!
難しかったけど、アルメニアの生活や信仰が詩的に映されていてよかった。冒頭で、「中世アルメニアの詩は、世界史の精神世界における最高の勝利だ」と説明されることで…
念願の劇場上映を観ることができました。
独特のテンポで進む、鮮やかで美しい映像。
表現の幅広さに驚きつつ、画面に釘付けになりました。
個人的には、モフセン・マフマルバフ監督の『ギャべ』(こちらも大好…