パリ、アメリカ、世界の現状を皮肉ったわけでも、消費社会における資本主義の批判でも、芸術としての映画を撮ろうとしたわけでも、恣意的にシネマ・ヴェリテ風の作品を撮りたかっただけでもなさそうだ。いやという…
>>続きを読むゴダールの映画がどんどんわからなくなってくる。わかりたいけどわからない。これだど個人的には『男性・女性』のほうが好き。でもなんというか嫌いにはなれない感じがある。こちらに向かって語りかけてくるのはど…
>>続きを読むスクリーンの中の人々の
矛盾だらけの言葉が
なぜだかみずみずしく感じるのは、
話している女優さんや俳優さんの中にもあって
見ている観客の中にもあって
もちろんゴダールの中にもある
“共通の何か”を…
経済困難で売春を営む団地妻の話。生活感のある映像と同時多発的に、アメリカ資本主義やベトナム戦争、全体主義への批判、共産主義への期待や主体と世界の捉え方など、登場人物がドキュメンタリー風に内面を観客に…
>>続きを読むシンプルなストーリーにも関わらず、哲学的台詞のオンパレード&ドキュメンタリータッチで綴る、コテコテのゴダール映画な印象。
どんなに美味しい高級フランス料理も、毎日のように食べると飽きてしまって、不味…
それぞれが何の話をしていたか、あまり詳しく憶えていない。ベトナム戦争、反資本主義、言語など。完全に理解することはできないし、する必要もないかも知れない。
ただ、そのカット、そのシーンが何を意図し撮ら…
購入して何度も何度も再見している。自分が見えているものはこの世界の中のごくごく一部にすぎないんだということを痛いほど教えてくれた映画(特にラストシーンを見ればよくわかる)。映画に限らずそういう謙虚な…
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