傑作!タイトルのインパクトに目を奪われがちだが、内容が深く実に秀逸!
何処か架空の農村を舞台にした喜劇。だが、ただの喜劇ではない。
農村という排他的なムラ社会の醜悪さをあざ笑う様なペーソス溢れる笑い…
山田洋次監督、團伊玖磨原案 音楽、ハナ肇
谷啓、松村達雄、東野英治郎、穂積隆信、犬塚弘、常田富士男、日永村、岩下志麻、小沢昭一、イオン石鹸、高橋幸治、三ツ矢サイダー、山中警察署、愛國87、火の見櫓、…
「馬鹿まるだし」「いいかげん馬鹿」に続く山田洋次監督の「馬鹿シリーズ」3作目。
原作は團伊玖磨の小説「日向村物語」で、音楽も團が担当。
タイトルロゴは「ハナ肇の 馬鹿が戦車でやって耒る」で、戦車は「…
途中までコメディと思ってみると、現代の価値観だとあまりにも笑えずしんどくなってくる。
ただ、タンクが登場してからの滅茶苦茶な展開は一転して面白い。
旧い村社会を皮肉ってる社会派な作品なのかと思うとな…
前からタイトルが気になっていたこともあり、『五瓣の椿(ごべんのつばき)』と同年の岩下志麻(当時23歳)出演作と知って併せて鑑賞。
戦争映画ではありません。
実はこれハナ肇主演というのは知っていたもの…
主人公(ハナ肇)には耳の遠い母(飯田蝶子)と知恵遅れの弟(犬塚弘)がいた。
畑の境界でいつも旧地主(花沢徳衛)と争っていた。
小さいころからのマドンナ(岩下志麻)の快気祝いで馬鹿にされたことから、ブ…