このレビューはネタバレを含みます
静かなのにバチバチにナショナリズム宿ってて好き。一貫して寒色基調の映像だったけれど、序盤の収容施設にはためくフランス国旗の赤が強烈に美しかった。
冒頭キマりすぎ、そこからいちどもダレることなく目が釘…
拷問されても口を割らず、偽名のまま、影の存在として死んでいったレジスタンス達。
ラスト15分の衝撃と絶望感たるや。
どっしりと静かな作りでありながら、確かに根っこに沸る怒り。
さて、スパイ防止法なん…
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何度も何度も絶望が襲ってくる暗く厳しいレジスタンスの4ヶ月。大好きな作風。演出があまりにドライで淡白だったからマチルドが処刑されるシーンは私が代わりに泣き叫んでおきました。拷問の傷を放置されたジャン…
>>続きを読む「イヤな思い出だ。だがようこそ、今やはるか彼方の青春時代よ」
フィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルが、ナチス・ドイツ占領下のフランスにおけるレジスタンス活動を描く。原作はジョゼフ・…
メルヴィルブルーにハマりきってます。
いや〜これも素晴らしかった。
しかし、これはノワールじゃなく、メルヴィル版の戦争映画でした。
メルヴィルは1917年パリ生まれ。第二次世界大戦中レジスタンス運…
レジスタンスとして生きるために淡々と死人をふやし、段々と人道から逸れるまでの”いやな思い出”は、一点の曇りもなく”はるか彼方の青春時代”のグラフィティ(出てくるのはオッサンオバハンばっかですが)とし…
>>続きを読む泣きの演出に一切頼らないかっこよさ。レジスタンスものはそこに訴えないと、基本的に映画がドライブし辛いという特性があるけれども、メルヴィルは金属の如き冷たさを漂わすのみ。
ナチは悪鬼でそれに対置される…
最晩年の作品(『仁義』『リスボン特急』)と比べると、物語ることへの欲求が素直に表れている。劇伴によるエモーショナルな演出や、登場人物の内的独白の多様も物語のわかりやすさに寄与している。
とはいえ、登…