大戦中、自らが実際に対独レジスタンスだったメルヴィルが緊迫感あるレジスタンスの戦いを淡々としたリアリズムで描く傑作。
メルヴィルらしさ全開の黒とグレーのトーン
冷たい空気と金属感 そして何より古…
フランスでのナチスに対するレジスタンス活動が静かに、忠実に、リアルな視線で描かれている。
最初は登場人物の繋がりがよくわからなかったが、いろいろなエピソードが淡々と進んでいくにつれてリノ・バンチェラ…
このレビューはネタバレを含みます
濱口竜介監督が「メルヴィルは人生が裏切りに満ちてることを教えてくれる」って言ってて気になってみたら、文字通りの「裏切り」の話だった。
人に裏切られ、人を裏切り、気づいたら自分自身も裏切ってしまう話。…
2024-171
濱口竜介も言ってた
「メルヴィルっていうのはね、ほんとに人生は裏切りに満ちているなと教えてくれますよね」
色彩が永遠に不穏で、戦争をしない戦争映画としてとても好みの作品だった。…
このレビューはネタバレを含みます
とても静かな映画だと思った。第二次世界大戦時、ドイツ軍占領下のフランスが舞台で、レジスタンスとして活動するジェルビエたちの行動を描いた作品だが、派手な戦闘シーンや流血シーンなどはほとんどない。
どこ…
お話としては実はそこまで真新しいものではないんだろうけど、やっぱりメルヴィルにしか創出し得ないクールなムード(これは役者のアンサンブルがかなり貢献してる)と淡々とした演出のおかげでめちゃめちゃ渋い傑…
>>続きを読む濱口竜介脚本・黒沢清監督「スパイの妻」、並びに「CURE」への影響。
冷え冷えとした画面構成で、
第2次大戦をフレンチにヨーロピアンに。
かつてのヒロイン女優(シモーヌ・シニョレ)が"老い"をフ…