アテネの母子家庭に育った12歳の少女ヴーラと5歳の弟アレクサンドロス、父親は隣国ドイツにいるという母親の言葉に父に一目会いたいと金も持たずに列車に乗り込む。
全てにおいて、監督の芸術性が際立つ作品。…
先に「旅芸人の記録」を見て、テオアンゲロプロスさんまじすげえとなっとかないと、文句いってたかもしれない。
幸いなことに先見てたので、これも十分楽しめた。
まさか繋がってるとはつゆとも思ってなかったの…
静かな、とても静かな。なにも派手なことはなく、お父さんを探しにドイツへ行くだけだが、世間を知らない女の子が世間を知る、これも旅の側面。これが現実。
トラックの運転手からレイプされたことによって、自…
過酷で残酷な童話。
子供を取り巻く大人たちの描写がなんともおかしみが深くて、魅入ってしまう画が多い。
2人が迎える静かなエンディングに救いはあったと願うばかり…。
あと、全然色がない暗い世界で、…
2019/11/29
一箇所だけあまりにつらすぎる場面があってそこが消化できないから5.0にはできないんだけどその消化のできなさがじゃあ0.1程度かというとそうでもなくて、それでも映画が始まった瞬間…
1970年代のギリシャ。
「(父親は)ドイツにいる」と出任せっぽい母親の言葉を信じて、12歳の少女と幼い弟がまだ見ぬ父に会いにドイツへ旅をする。ほぼ家出同然っぽい。
道中いろいろな人たちに出会い、ヒ…
初アンゲロプロスでした
超超超〜〜〜計算されまくった完璧な構図の長回しが印象的
舞台芸術のようでした
人間がつったってるだけで絵になるんだあ
はじめからバッドエンドの匂いしかしない旅ではあるけど、…
巨大な施設や建造物、冷酷な大人たちに
圧倒されながら、まだ顔も知らない父を
探して、懸命に抗う姿が切なかった…。
人の配置や導線、構図、長回し、
光と陰、色彩感覚。
映画のどのシーンを切り取っても…
テオ・アンゲロプロスの作品では一番分かりやすいと言われているが、その長回しと象徴的な場面に少しうとっとしてしまった。
それでも、海から巨大な“手”が現れそれをヘリコプターで釣り上げる場面は本…