地獄・煉獄・天国の3部で構成されたゴダールの祈り。
「映画の原理とは 光に向かいその光で私たちの闇を照らすこと」
この作品は映画であるが、どうしようもなく現実を映しており、過去であり現在であり未来の…
後期ゴダールにしては見やすい。戦争の傷跡が深く刻まれた町サラエヴォに住む大学生のオルガが、講師として生徒を教える映画監督ジャン=リュック・ゴダールに自作の映像作品を渡そうとする。ユダヤ人であるオルガ…
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完全な理解とは言えないけど多少理解出来た気がする。
民族が都会とか市場とかの圧倒的な質量に飲み込まれていったり、文化に優劣は本来ないけれど文学的な部分がなく後世に伝えられず滅んでしまった文化は劣った…
一回パッと観ただけでは、正直てんで理解できなくて、まだまだダメだなと自己嫌悪に陥ってしまった。それでも、恐るべきモンタージュの波、見事なショットの連続、音がもたらす緊張と緩和、含蓄に富む台詞など、映…
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・やはりゴダール映画からは「映画」そのものの可能性を押し広げるような感覚を覚える。
・字幕なしで鑑賞したことによって「映像」「音」によりフォーカスすることができた。「音」で実験方法を明示し、「映像」…