「骨」「ヴァンダの部屋」に続き、リスボン
フォンタイーニャス地区を舞台に、妻に家を出て行かれスラムとその再開発により建てられた近代的な集合住宅の中を1人彷徨い歩く男。
やはり光と影。陰影。異次元の…
退廃的が過ぎる。映画観てて本当に終わらないかも思ったの初めてだ。
ワンショットワンショット異様に長いし、ヴェントゥーラからは全く生気を感じられない(ずっと喪服みたいなの着てるし)。
光がどう入ってき…
記録
【壁】
友人と、2Kレストア版(めんどいからこっちに記録)。
久しぶりに世界を解体した姿として点在するショット、その間隙に立ち現れる観客個々人のイマージュを描く(信頼する)映画を見た。そ…
このレビューはネタバレを含みます
黒と白と赤。美術館に飾られた絵画…人物の圧倒的な絵画的な画作りと影は文字通りの絵画だった。ヴェントゥーラは役名のようだけど、どこかこの世のものとは思えない佇まいと白痴のような言動は、ホース・マネーで…
>>続きを読むリスボン郊外のスラム地区フォンタイーニャスに住むカーボ・ヴェルデ移民たちの暮らしと声を、静かに、しかし極度に様式化されたスタイルで掬い取る。
社会的にも詩的にも、徹底して映画的な表現を探求した作品で…
愛しき妻へ
今度会えれば30年は幸せに暮らせるだろう。お前のそばにいれば力も湧いてくる。
土産は10万本のタバコと流行のドレスを10着あまり、車も1台。
お前が夢見る溶岩の家。心ばかりの花束。
そ…
再見。劇場で初。手の届かぬペドロ・コスタ。この「わからなさ」に生かされる気がする(ぎゃくにハリウッド的な分かりやすさは、まったく反対の感情を起こさせるのだが・・・)。ここには何が賭けられているのだろ…
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