ワンシチュエーション、ワンカット、"点"としての部屋をヴェントーラは周回し、故郷の妻への手紙を暗唱する。
荒んだスラム街と集合住宅地を、黒と白、奥行ある画と平面的な画で対置し、そこを行き来していく。…
カーボ・ヴェルデなどのアフリカ系移民が多く住む、リスボンのフォンタイーニャス地区。ヴェントーラは突然妻から捨てられ、その地に辿り着く。時を重ねて変わった街並み。彼はここで近隣の人と対話を重ねて行くが…
>>続きを読む窓から家具を投げ出すファースト・ショットの音にガンガンやられて、その後中年女性がナイフを手に滔々と語り、徐々に後方の階段へと後ずさっていくショットがスゴすぎてマジびびった。
終盤、男が電信柱に登る→…
まず、今日は家を出る前にズボンのチョイスをミスってしまった。映画を観ている間、ずっと下半身がムシムシするのでたまらなかった。
冒頭で何か言ったきり消えるキャラクターに既視感を感じたが、何だろう。『バ…
【ホースマネーヘ続く道】
どうやらペドロ・コスタ監督はシリーズ物でリスボン郊外のフォンタイーニャス地区(アフリカ系移民のスラム街)を撮っているらしい。『ヴァンダの部屋』『コロッサル・ユース』『ギマラ…
強制移住先の近代的な集合住宅の部屋は勿論だが元の荒廃住居すら静的…光と影で切り抜いた様な構図が美しい。ヴァンダの変容に目が奪われる。妻の喪失感を纏い続けるヴェントゥーラの口承手紙がじんわりと効いて…
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