雪の喪章の作品情報・感想・評価

雪の喪章1967年製作の映画)

製作国:

上映時間:92分

3.9

『雪の喪章』に投稿された感想・評価

3.7
人が刃物を持つその時を描くと言えば三隅研次

女中を妾にしてるどうしようもない金持ちの家に嫁いできた若尾文子、に想いを寄せる箔職人の純朴な青年、という筋書きから想像される展開とは全く違う方向に話が進み面白い。お屋敷が火事で全焼し、貧乏暮らしを始…

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3.9
文子さんの我慢と老け役演技
中村玉緒の初さ
しかしなんとも不埒な旦那…
ありえない状況が続き過ぎて…
次々と消えていくし…

いつ見ても文子さんは美しい
mam
3.6
このレビューはネタバレを含みます

"狭山家の人間は雪の日に死んでしまう"

本当に皆さん見事に大雪のなか逝かれます。

金箔屋を営む狭山家の旦那(福田豊土)と長年に渡り妾となる女中(中村玉緒)と夫人(若尾文子)との複雑な三角関係。

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けん
4.0

三隅研次✖︎若尾文子

もはやこの組み合わせはありがたい🔥嫁いだ先で理不尽な目に遭う文子のお話し!
三隅監督が手がける辛い物語は繊細に描かれるので疲労感が少ない気がします!あと文子の顔と雪などのロケ…

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若尾文子も高倉健的な存在感を持つ俳優だと思う。
器用ではないが、絶世の美貌っぷりと相まって居るだけで画になる華になる。
この作品のように、三隅研次、増村保三、川崎雄三など一流の監督が演出すると格別な…

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金箔商の狭山夫婦、夫と不倫をする女中、妻に恋する番頭、静かにうごめく四角関係。
不倫を知りながら始まる夫婦と女中の同居生活。妻は戸惑い、女中への憎しみを夫との関係の為に押し殺す。女中は熱心に仕事には…

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5.0

この世で一番面白い。

男と女の四角関係のお話であり、若尾文子は金屏風のようであるというお話。

冒頭、積もる雪の質感を異様に感じていたら、この大雪が呪いとして機能するのに納得する。
そしてその雪が…

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三隅の映画には、刀があり、雪が舞い、涙が落ちる。あややの演技はそのすべてを受けとめる。好きだ。

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