太陽の王子 ホルスの大冒険の作品情報・感想・評価 - 10ページ目

「太陽の王子 ホルスの大冒険」に投稿された感想・評価

M少佐

M少佐の感想・評価

3.5
 東映マンガ祭りの一本。

曰く付きの少女を救う少年の冒険活劇!

ダイナミックなんて言葉も知らない頃に見て、そう感じた作品。
今のような精密な書き込みや、人間工学に基づいた考証等ではなく、絵で魅せる、これぞ漫画映画と言える傑作。

監督のお名前を拝見して納得。

大袈裟に書いて反省してます。
でも機会があれば見てください。

少佐からのお願いでした。
高畑勲初監督。

聞いた事ないタイトルだったので侮ってたら結構面白かった。
何かの神話っぽい感じもするけど昔のアニメって皆そんな感じか。。
一番凄いのは東映のロゴが入ったあと、すぐの場面。

荒れた海を背景に、遠景の空にカラスの群れが飛んでいる。
カメラは左にパンしつつ、視線をカラスに誘導する。
カラスが旋回した直後、右からは狼がものすごい速度で(クロースアップで)フレームインする。

遠景(ロングショット)のカラスから、近景(クロースアップ)の狼へ。
観客の眼の焦点を、こんなにも早く移すのか、と開幕早々の驚き。

そこからがまた凄い。
狼の姿が消えかける直前に、またもや右からフレームインするのは手斧。
その手斧は右から飛んできたにもかかわらず、なぜか「縦に」突き刺さる。

狼の右の動線から、手斧の縦の「突き刺し」へ。
狼の横の動きの痕跡が消えかかる直前に、手斧が縦に突き刺さることで、十字のかたちに線が交差する。
交差の線が見えた一瞬、時間が固まる。(この固まりかたはやっぱり宮崎駿だ。)

カメラのパンの線、狼の横の線、手斧の縦の線など、さまざまな動きの線が交差することでこれほどのインパクトが出るのだな。

それは大塚康生の「線を残す」作画ともあいまって、さらに躍動したアクションが生み出される。

冒頭だけでなく本編でも、手前から奥・奥から手前、ジグザグの動きなど、やはりキャラクターの動きの線が躍動している。
(一部、まったく線が現れない=エイゼンシュテイン的な編集によるアクションシーンがあるが、制作時間の都合でやむを得ずだと聞いた。)
kazco

kazcoの感想・評価

3.0
宮崎駿と高畑勲の初めての共作ということで気になっていた作品、最近 家でVHSを見つけ、歓喜して見た。
どんな些細なシーンでも誰も同じ動きをしている人はいないし、宮崎駿はこの頃から一貫していた。

ヒルダーのメンヘラ感が気になった。

高畑勲の長編デビュー作にして、宮崎駿の長編アニメーション初参加作品!だったはず。

この二人のコンビがここから始まったというだけで必見。

場面設計を若き日の宮崎駿氏が行っているので、随所に見られる宮崎駿イズム。
空間の使い方がやはり絶妙。
現代CGアニメーションのように空間を作ってからカメラの位置を置くのではなく、手で書きながら空間を作り、演出する手腕。
凄いです!特にラストのモブシーン。
群衆の描き分けが緻密。「風立ちぬ」において、若いクリエーターに名前のない登場人物を描かせる上でも、「こんな風に動かないだろ?やり直せ」と叱咤するだけあって、出てくる人物の一人一人に
命を吹き込んでいる。そんな印象さえ受けました。

あと、宮崎駿作品が好きな方は後に作られた作品との比較でも楽しめると思います。
例えば、冒頭の狼に襲われる一連のシーン。ここは息子の宮崎吾朗が「ゲド戦記」でもろにパクっていたり。
相変わらず空飛びます。何かにつけて空飛びます。無理矢理臭くても空飛びます。

どこかディズニーアニメを彷彿とさせながらも、ディズニーに負けない作品を作るという過去の高畑勲や宮崎駿などアニメーターの気概が感じられる一本。

ただ、話の支離滅裂感とかは否めない。
これは東映側が子供向けアニメとして放映するために、高畑勲らに突きつけた条件による弊害だと思われる。
しかし、明らかに子供向けアニメではなく、可愛らしい動物にも天使と悪魔の一面を背負わせたり、無茶やってます。

とにかくオススメです!
伝説の大剣を託された少年ホルスと人間を襲う悪魔の対決を描いた冒険活劇。本編では「どこかの北国の昔話」と語られているが、アイヌの伝承が元ネタ。

実質的な主人公は、ヒロインの少女ヒルダ。彼女は悪魔と契約したがために、人間を貶めることでしかアイデンティティを保つことができない性質になっている。そんな彼女の、人生観・価値観がひっくり返されるまでの過程が大筋。

「ジブリ以前」のクラシックを堪能できる。
見た見た!
子供の頃の夏休みの再放送で見ていたんだ!
今見ると突っ込み所はあるけれど・・・いやぁ〜、それでも動きはいいし、話は深い、さすがだな!
TakuyaT

TakuyaTの感想・評価

4.2
冒頭から、狼や魚の動きなどがさすがに緻密なんだけど、明らかに間に合わなくなって、中盤は群衆の止め絵のカットが増えてくのが味がある。
ヒルダが登場してからの、後半がなんとも不気味。
あと、皆よく歌う。
SATOKO

SATOKOの感想・評価

3.2
西村さんのスペシャルトーク聞いた後に見るとまた違う面白さが発見できた。46年前にこんなの作っちゃうのはすごいなぁ。映写トラブルも何だか周りのファンの方々のおかげで和む事ができて面白かった(笑)
ㅅㅎ

ㅅㅎの感想・評価

4.5
ディズニーみたいなところが多々あったけど、最後に梅とメジロ出てきて笑った(^◇^)ここどこww