ノスタルじじぃがノスタルジーで再起する話。
まとめるとこんな感じだが、それを大林宣彦監督が撮るとマジックがかかると、極端な虚構世界の個人的な話が普遍的なエモーショナルを持った物語となる。不思議…
大林宣彦の中では例外的に好きな映画。いつも通りめちゃくちゃなんだが普段より完成度が高く破綻の魅力に溢れているというか。拙いがやってることはダニエル・シュミットにも通じると思う。
あと小樽の街並みが…
尾道シリーズから場所を小樽に変えて少女向けロマンス小説家が青春時代の封印された自分の分身と向き合うほろ苦い大林宣彦ファンタジー。小樽の街並みや登場人物たちを寄りと引きの映像駆使して2人の男(勝野洋・…
>>続きを読む自己同一性・解離性、追憶と幻影、交錯する過去と現在、迷宮的記憶の放浪、叙景。と、大林宣彦映画に通底している要素に溢れる。そして大林宣彦映画は風景のショットがとてもいい。勝野洋と石田ひかりが丘を駆け降…
>>続きを読む【石田ひかりの魅力が満開】
大林宣彦監督作品、1992年作。
中年男向けのメルヒェンといった趣きの映画である。少女小説で売れている中年作家(勝野洋)が、高校生時代を過ごした小樽に久しぶりに旅し…
同郷で懇意の挿絵画家の死をきっかけに数十年ぶりに故郷へ帰った小説家が、転んでコートを汚してしまったのを世話してくれた少女と一緒に町をめぐる事になるが・・・
ファンタジーであっても、むしろファンタ…