大映の女優たち〜大映80周年記念セレクション@神保町シアター
藤村志保が大映?
見てすぐにわかったのは長門裕之、岸田今日子、浦辺粂子
途中で気づいたのは三國連太郎
船越英二(英一郎の父)、杉…
背伸びして原作を読んだのは小学校4年か5年。余りの難度に四苦八苦した挙げ句、内容は殆ど理解出来なかった。ただ、重くて強い作品という印象だったことは覚えている。本作から受ける印象もほぼ同じ。特に強さに…
>>続きを読む穢多(えた)の出自を隠しながら生きてきた教師(市川雷蔵)が「我は穢多なり」と公言する思想家(三國連太郎)に憧れて傾倒するも、学校で部落民であるとの噂が流れ、慌てて他人の振りをする。原作: 島崎藤村
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島崎藤村原作の映画化。
台詞などもかなり原作に忠実な印象。
差別は現代でも根強く残っているし、この作品も決して古くなりようがない。
岸田今日子が良かった。
中村鴈治郎は平常運転。
苦悩を胸に抱え…
2022年版を先に観たのですが、面白さではそちらの方が上でしたが、1962年版の方が原作の年代に近く、白黒映像の陰湿さが暗いテーマと合っているみたいでリアリティはある感じでした。
市川雷蔵のイメージ…
隔世の感もありつつ、市川雷蔵の確かな演技で決して過去の悲劇でもないことを思う。
差別的な社会とその中の温かい人々。ラストシーンは否応なしに心を揺さぶるものがある。
とはいえ、説明的なセリフと宮川のカ…
「差別する社会がおかしいのなら、なぜあなたはそれにあわせるのですか⁇」
自らが部落出身で過度に反応する小学教員:瀬川に、部落解放運動のリーダーの妻がこう放つ
差別する社会はあってはならない
しか…