本当の笑顔を見せる人はこの映画において誰ひとりとしていない。
なんて暗い映画なんだ、気分が沈む映画なんだと思うかもしれないが、最後まで集中して見れてしまう不思議な映画だった。
この話が決して創りも…
朝鮮から渡って来た一人の男の人生を描いた作品。一言ではまとめられない作品。乱暴、エロい、痛い、怖い。希望も明るい未来も見えない底なし沼の中で働いたりセックスしたり何の目的で生きてるのかわからなくなり…
>>続きを読むおばあちゃんがよく話してくれた「昔の日本」の話は伝え方こそマイルドであれどこれとあまり変わらなかったかもしれない。
暴力とそれにまつわるアイデアは感染し、遺伝子ははっきりとその遺伝子を遺していく。救…
俊平が船に乗ってるのはビトコルレオーネを想起、ただその後、家族を愛さなかったのは決定的な違い
皆もそれぞれすがるもの(愛人、亭主、宗教、思想、国体)にことごとく裏切られていく
高信義さん(松重豊…
家父長たるものが如何なるものであったかという史伝としての価値が高くなっているように思う。多かれ少なかれ昭和の父親や教師などは世の中の理不尽さとそれに立ち向かう意志を大いに育んでくれた。
個人的にはウ…