無職で住むところもない男女が勢いで上京し、遊郭街で何とか仕事を見つけてまともな暮らしをしようとする。戦後に現代化していく日本が舞台だが、建物や生活は伝統が残りつつもオープニングタイトルの丸文字からし…
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売春防止法が施行される前年に公開された作品。赤線地帯の境にあるお店を基点に、訳ありの男と女の人情の機微を描く。自分以外の他の男の所に懇ろになった女を許す男。長く自分と子供達を放ったらかしにしていた旦…
>>続きを読むその日暮らしで転々とするカップルが地に足つけて生きようと前向きになってる姿に周りの人達も協力的なのが、とても感じがいい。
女将さんも、蕎麦屋のたまちゃんも面倒見があって素敵。
蕎麦屋のだまされ屋っ…
橋の手前で天国の外側。夏の夜に降る雨。食べさせも殺せもしないどうせ一生だらしない男。辛抱強く執念深い女。別々に真面目に働いても気になって探しに行く。あなた純情ね今頃誰かといいことしてるわよ。
居酒…
主人公の明るさが気持ちいい。
女将の世話好きさいい。
いつの時代もダメンズは共通してたんだな。
昔は皆んな基本貧乏。
学が無い分、素直で優しい。
感情豊か。
世話好き。人情味溢れる。
単純だが寛…
グズの三橋達也と行動力のある新珠三千代の腐れ縁を描いた作品。
主な舞台は遊廓に向かう橋のたもとにある一杯飲み屋なのだが、このロケーションがとてもよろしく、女将さん役の轟夕起子の好演もあって素晴らしく…
川島雄三監督が「幕末太陽傳」(1957)の前年に手掛けた底辺男女の人間ドラマ。洲崎パラダイスとは東京都江東区の海側(東西線木場駅・東陽町付近)に1958年の赤線廃止まで存在した有名な赤線街。
洲崎…
めちゃめちゃにお洒落。魅せ方分かってる。
オープニングからラストまで最高でした。
男女のどうしようもない関係性、互いに「この人しかいない」と思い込んでいる様が面白い。もっといろんな生き方があるはず…
「いつも酷い目に遭うのは女の方さ」
「どうせ俺なんか、蕎麦屋の出前で一生終わるような男だよ」
「色町の女はそんなようにできてんですよ」
な、なんだこの迷惑極まりないカップルは…めんどくさすぎて…
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