もどかしい現実への共感と、ちょっと期待したくなる未来への希望。坂本九の「明日があるさ」をふと思い出して、どうしても共通項があるように思えてきました。
劇中の台詞に引っ張られたのは否定できないけれど、…
ゆったり、面白い映画だった。
好きなシーン
・絶対無理なテーブルクロス抜きに案の定失敗する
・6歳くらいの子どもたちの前で泣き出す先生
・ノンアルビールを出されてカバンから強いお酒を出して飲む
・ロ…
このレビューはネタバレを含みます
『スウェーディッシュラブスートリー』(1970)で、半分くらいに本性を抑えていたロイ・アンダーソンは長編2作目を撮った後で、25年の沈黙に入った。2000年に『散歩する惑星』でやっと長編3作目となっ…
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命ある者よ
逃げようとするお前の足を
忘却の川が濡らすまで
暖かな寝床を楽しむがよい ゲーテ
彼らのその日はついてないし、悲壮感もあるのだけど、彼らが幸せそうで羨ましくもある。
ラストオー…
ロイ・アンダーソン二作目。
不条理はまあ当然として、今回は姉妹作の「散歩する惑星」ほど狂気の振り切れ方をしていないな、と個人的に感じた。
テーマがやけに分かりやすい。
利己的で視野の狭い現代人への…