戦後すぐの東京と尾道が舞台の映画。
尾道の老夫婦が息子、娘を訪ねて上京する。
そこで素っ気ない対応をされ、失意の中、尾道に帰る。
決して表向きは文句を言わないが。
良い映画だった。
お父さん役がセリ…
景色の美しさと人間の姿。詩的に現実を描いたような映画。
親を大事にしきれない気持ちは多少理解できるので心苦しかった。それにしても薄情がすぎるとは思うけども。
一方で両親側の心情と優しさもなんとも言え…
親孝行したい時に親はなし。分かってはいても邪険にしてしまうことはあると思うし、私自身もそこまで良い娘ではなかったと思うので胸が痛かった。孝行息子の夫はひたすら「お父さんお母さん可哀想……」と言ってい…
>>続きを読む安二郎2作目、この監督やっぱ好きかも
今作だいぶしんどめだった。
観る人の感想結構分かれる気がした
『人は大人になると自分の生活が一番大事になって、親への情が薄れるものよ』みたいな未亡人が実家居座…
広島・尾道から20年ぶりに東京へやってきた老夫婦。
しかし息子や娘たちはそれぞれの生活に精一杯でまともに取り合おうとしない。
そんな中で唯一夫婦に対して良く接してくれたのは、戦死した次男の未亡人であ…
上京した両親を厄介者扱いする子供たちと一人温かくもてなす義理の娘を通し、家族の絆、親と子、老いと死の意味を問う。「紀子三部作」の三作目。
現役で働く子供たちの世代と隠居した両親の世代との間に厳然と…
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