[理解者の不在が招いた最後の解決策、ブレッソンと薄幸少女②] 90点
私は前作「バルタザールどこへ行く」と本作品をジャン=クロード・ギルベール二部作とか薄幸少女二部作とか呼んでいるが、そう呼べるほ…
「みんな嫌いだ」と「うんざりよ」が、少女に残った心だった。
誰にも優しくされなくて、枷と圧力が生活を占める。
それらを全部放り投げるような性暴力を受け入れる場面と与えられた綺麗な洋服を汚す場面が、…
ロベール・ブレッソンの作品は未鑑賞なのが2本であり、ついにこの少女ムシェットを見ることができた。 本作はブレッソン最後のモノクロ映像という手法をとっている。 この鬱屈とした感じが、イング・マール・ベ…
>>続きを読む