モノクロでしか到達出来ない景色と、日常の些細な音が鋭利に聴こえる静寂の世界。ブレッソンが導きだしたムシェットの沈黙の世界が、冷徹にムシェットの孤独と、心の純度を鮮やかに炙り出していく。ブレッソンは神…
>>続きを読む「みんな嫌いだ」と「うんざりよ」が、少女に残った心だった。
誰にも優しくされなくて、枷と圧力が生活を占める。
それらを全部放り投げるような性暴力を受け入れる場面と与えられた綺麗な洋服を汚す場面が、…
ロベール・ブレッソンの作品は未鑑賞なのが2本であり、ついにこの少女ムシェットを見ることができた。 本作はブレッソン最後のモノクロ映像という手法をとっている。 この鬱屈とした感じが、イング・マール・ベ…
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