現実は不条理で溢れているのではないだろうか。去年のコロナ禍で芸能人が亡くなったり、緊急事態宣言により外出を制限されたことがこの考えに思い至ったきっかけだ。
ロベール・ブレッソンの映画を観るとこ…
「みんな嫌いだ」と「うんざりよ」が、少女に残った心だった。
誰にも優しくされなくて、枷と圧力が生活を占める。
それらを全部放り投げるような性暴力を受け入れる場面と与えられた綺麗な洋服を汚す場面が、…
ロベール・ブレッソンの作品は未鑑賞なのが2本であり、ついにこの少女ムシェットを見ることができた。 本作はブレッソン最後のモノクロ映像という手法をとっている。 この鬱屈とした感じが、イング・マール・ベ…
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