展開のインパクトありきな映画はあんまり評価したくないのだが、面識のない二人がすれ違うフライシャーみたいなカットは良かった(背景のでかいネオンは確かにエドワード・ヤンぽい)。あとやたら反射を使いたがる…
>>続きを読む歩道橋のシーンで、シャオカンのシャツの色と両側の欄干の黄緑色が絶妙にマッチしている。手を伸ばして求める相手には拒まれる両親。バイクを運転するシャオカンの頭を支える父親の手。サウナの暗がりで伸びた手は…
>>続きを読む水。
その概念がどれ程映画に愛されているか
闇の中で触れ合っても気が付かないのは、親子を親子たらしめる関わり合いが無かったことの哀しさを意味する。
不味そうな食べ物。雨漏り。セックス。
映像美。
…
会話が少なくて時の流れはゆったりしてるように感じたけど、痛い!快楽!雨!そして愛とは!みたいな怒涛の展開が続く映画だった。みんな何かしらの呪縛や寂しさと戦ってるのかもね、雨漏りや諸々の歪みがよくなる…
>>続きを読むシュールで笑える前半とシリアスかつ色んな意味で衝撃的な後半の落差に追いつけてない感は否めんかったが全体的には好き。
後半のサウナを彷徨うシーンといい、この人の長回しは目を見張るものがあると思う。
偶…
このレビューはネタバレを含みます
初めてのツァイ・ミンリャン監督。すごく独特な間と雰囲気が構築された世界観で訳もわからず引き込まれた。
死体役をしたことによって、首が痛くなってしまう主人公。サウナで若い男といる父親、不倫相手のいる…