テーマにある三国人(もはや死語かな)との争い。伊丹十三の学生服姿が似合っておらず違う意味でインパクトがあった。三国人の役の菅原文太の暴れっぷり。いつもののっぺりした顔に冷たい目の安藤昇が主人公。タイ…
>>続きを読むタイトルがとてもかっこいい
男の顔は履歴書
して主人公の顔
傷だらけというわけでもなく
わりかし能面みたいな?
特に特徴のない顔ではあるのだが
時間軸の交差させ方は混乱するし
上手いとは思え…
面白いけど加藤泰の作品群に比べるとちょっと弱いかも。当時の戦後日本のムード、そしてこの映画自体が、ここまで政治的な作品であることを堂々と誤魔化さずやっているところは、最近の日本映画にない部分だなとは…
>>続きを読む戦後のマーケット利権をめぐる、三国人と日本人の争いが題材。
ナイーブでチャレンジングなテーマにしたことはあっぱれ。
クライマックスを任侠ものの模倣っぽくしてしまったのが残念。
最後の最後にあわててヒ…
このレビューはネタバレを含みます
<戦後日韓のタブーに切り込んだ人間ドラマ>
映画の冒頭に「この映画は敗戦後の混乱を描いたフィクションであり、民族間対立のない平和な未来を願う」という趣旨の文章が流れる。
単に民族間抗争劇にせず、被…
戦争を経験した兄(安藤昇)は徹底的に争いごとを避けて周りから卑怯者と罵られ、戦地に赴いていない弟(伊丹十三)は、その勇ましさからヒーローに祭り上げられ虚しい最期を迎える。実際に戦争を経験した人々の厭…
>>続きを読む松竹株式会社