2018-053-045-008
2018.3.3 TC長崎 Scr.6
午前十時の映画祭8 20本目
・行間を読む。
・淡々と。
・食べること、生きること。
・秋(とき)
大人の映画でした…
1951年につくられた小津安二郎監督作品。結婚適齢期(?)を過ぎた娘の縁談をめぐり右往左往しまくりの家族をよそにしれっと決断する紀子の今。『紀子』3部作第2弾。
「小津作品といえばこれ!」って小津…
特別なドラマはなく、市井の生活パターン〇〇 と量産できそうな物語。
それを独特の構図だったり、ユーモアをもって切り抜くことで平凡にならない作品になっている。
結婚の意味合いに現在とギャップがあり…
ユーモアもしっかりありつつ他人への勝手な期待や理想の押し付けも描かれてて良かった
紀子の真意のぼかし方が上手い
これだけいるキャストのキャラ立ちも良いし家族の面倒臭さも暖かさもしっかりあった
嫌でも…
このレビューはネタバレを含みます
特に大きな事件の起こらない日常を描いた映画は他にもあるけれど、この『麦秋』ほど淡々と日常を描いているのにも関わらずドラマチックで引き込まれる作品はないと思う。
誰かが亡くなる描写もなければ、失恋シー…