記録
原爆による''黒い雨''を浴びた被爆者たちを描いた今村昌平監督の作品。田中好子さん扮するヒロインとその親しい人たちが段々と後遺症により、体が蝕まれていく。重い映画だが、今村監督の渾身の一作だ!
原作者の井伏鱒二が暮らした杉並区の中央図書館で鑑賞。
8月6日の広島の惨状と黒い雨、その後の原爆症と差別に苦しむ様子が良く描かれている。
田中好子さんのお風呂の場面で、原爆症により髪が抜ける場面が綺…
こういう表現はあまり好きじゃないけど、これは「見なければいけない作品」の一つ。被害を受けた側が差別されてしまうという人間の性と集団の暴力。戦争や非常事態はこういうところまであぶり出す。田中好子さんが…
>>続きを読む終わることのない地獄のような苦しみだった。
ある程度、郊外で穏やかな生活が戻ってきたはずなのに、受けてしまった影響が必ず生活に域を潜めていて、当時はライフイベントとして重きが最大級に置かれていたで…
原爆症の恐怖と差別、PTSD。優れた映画化とは思わないけど、まあ本読むより軽く見れるので良いんじゃないかな。原爆投下直後の広島シークエンス見て、『戦場のピアニスト』思い出したんだけど、よく考えたらど…
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