とことんヒューマン。最近PTAばかり観てたので尚更。三船敏郎も加山雄三も嫌味がなくてとてもいい。小鼠の子役は驚き。どですかでんのお兄ちゃんだ。小鼠は、周囲の祈りも虚しく、助からないんじゃないかと思っ…
>>続きを読む身体的なものであれ、精神的なものであれ、病の原因が本人の外、社会にあるということがひしひしと伝わってきた。(それだけに生来の色情狂と診断された女の存在がノイズになるが。)
壁に映る影の演出が印象的…
やっぱり黒澤明は映像職人なんだな。
蝋燭に照らされ、壁に映し出される光と影の描写は本当に美しいと思う。
干された無数の布団の間に役者を配置して、奥で話す人、手前でそれを聞く人。
ひとつのカットの中で…
モノクロで3時間超えのクロサワ作品、しかもあの『赤ひげ』ということで、NHK-BSプレミアムを録画したままなかなか重い腰が上がらずに半年以上も寝かせてしまいました。
途中に休憩が挿入されていますが、…
1965(昭和40)年公開の黒澤明監督作品です。黒澤明の最後の東宝専属作品かつ最後のモノクロ映画かつ最後の三船敏郎主演映画です。
黒澤明のヒューマニズム映画の集大成的な作品で、泣ける映画でした…
これこれ、こういう名もなき庶民の苦しみや尊厳をまっすぐ見つめる黒澤映画が好き。
彼には、地獄を見た人間だけが他人の痛みを理解できる、みたいな考えが中核にあったのだと今回で確信した。
「生きる」は、死…
原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で医学を学んだ青年保本は、医師見習いとして小石…
>>続きを読むこんなにベタな泣かせの人情劇とは思わなかった。こんなのもいけるのか黒澤。
勿体つけすぎでダルいとことか瀕死の病人の長台詞声小さすぎ問題とかあるけど、ここぞという場面はビシッと決める。めちゃ地味な話…
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